王充 |
日本語訳では、「雨の上より集るを見れば則ち天より下ると謂はんも、其の実は地より上るなり。然も其れ地より出でて山より起るなり。(中略)雨の山を出づるには、或ひは謂へらく、雲、載せて行き、雲、水を散じて墜る、名づけて雨と為す、と。夫れ雲は則ち雨、雨は則ち雲なり。初めに出づるを雲と為し、雲繁くして雨と為る」[2]となる。
これは、地から水が上って山にぶつかって雲となり、雲が集まって雨となるという今日から見ても合理的な考えであった。
(つづく)
[1]https://ctext.org/lunheng/shuo-ri/zh
[2] 小林春樹. 古代中国の気象観・気候観の変遷と特色. 大東文化大学. 東洋研究所, 2002. 「東洋研究」第143号.
[1]https://ctext.org/lunheng/shuo-ri/zh
[2] 小林春樹. 古代中国の気象観・気候観の変遷と特色. 大東文化大学. 東洋研究所, 2002. 「東洋研究」第143号.
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